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植樹イベントのあと、スマトラ島にあるAPPの製紙工場を見学しました。
ここは原材料となる樹木の搬入から、製造、配送まですべてをひとつの
工場で行っていて、なんと港まである巨大な工場でした。

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巨大な機械はフィンランド製。
オートメーション化されていて1分間で1400m作るとか。
1ヶ月に24000トン。
ここから私たちが使うコピー紙やティッシュなども作られています。

毎日使う紙製品がどこから来ているのか、どうやって作られているのか
これからますます関心が高まりそうです。

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今回取材を通じて一番印象に残ったこと。
それはやはり地域のコミュニティの農民の方や学生さんのお話。
自然の資源を持続可能にするには、やはりそこに住む人たちが幸せ
でないと続かないということを実感しました。

そういう意味では、APPさんが始めた地域コミュニティが自立するために
サポートするAPPさんが2年前に始めたプログラム(IFFS)には個人的に大きな期待をしています。
果物を育てたり、田んぼをつくったり、養殖をしたり。
アグロフォレストリー(樹木を植栽し、樹間で家畜・農作物を飼育・栽培する農林業)
が注目されているように、企業と地域の人が自然資源を分かち合い、地域が自立するプログラムです。

2020年には500の村にそのプログラムを広げるという目標があるようですが
それは必ず達成してほしい。
農民の方が「プログラムには満足をしている」と話していましたが、地域紛争なども
対立軸からは解決は難しい。そういう意味ではこのプログラムはさまざまな課題を
解決する糸口になるのではと思いました。
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植樹ツアー3日目は、ついにスマトラ奥地に向かい、リアウ州クルムタンというところで植樹イベントに参加しました。
到着すると、山の中にもかかわらず、式典の用意がされており、
民族衣装を着た地域の高校生が出迎えてくれました。
重い衣装をつけてい暑いのに、汗ひとつかいていなくてびっくりです。
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この植樹イベントは、APPがすすめる100万ヘクタールの土地の修復と保全のために
フタバガキ(レッドバラウ)というスマトラの原産種を植えていくという活動を
広めるために行うものでした。
植樹の選定は、横浜国大の宮脇昭教授によるもの。
宮脇先生の本はこれまでも何冊か読んで感銘を受けていたので、実際にその活動に参加できたことは
ありがたかったです。

お話はAPPジャパンのタン会長や国際熱帯木材機関のマー・フォンオク博士などVIPがたくさん。
前の夕食の際にマー博士からはブラジルの森林保全についても少しお話を聞くことが
できたので、博士のいう劣化した土地を回復するには原産種を植えることが大事という
お話は腑に落ちました。
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植樹は、それぞれネームプレートが用意されていて感激。
参加者もうれしそう。

今回20haの土地に植樹をするそうですが、どんな森ができるのでしょうか。
野生の生物が戻ってきてくれるでしょうか。

これまで人間が地球に与えた負荷は本当に大きいです。
すぐに修復できるものではないですが
向かう方向をひとつにして、自然と共生できる暮らし方を
少しづつでも広げていきたいものです。

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そしてこちらは、APPさんの植林地。2012年に自然林伐採ゼロを宣言して4年がたちました。
今はユーカリやアカシアといった成長の早い木を植えて、それで紙の生産をしています。

これはアカシア。だいたい5~6年で伐採できる程度まで育ち、最初の1~2年手をかけるだけで
大丈夫だそうです。伐採して1ヶ月後には新たに植樹。
タン会長曰くの「樹木の畑」です。植えて、切って、紙を作る。再生可能な資源ならではの
方法ですね。

しかしさすが、熱帯雨林。日本ではこの成長の速さはありえないです。
成長の早い木を作るために、APPさんはかなりの研究をしているようです。
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そしてこちらは自然林。以前はAPPもこういった自然林を伐って原材料にしていたのです。
地元の人曰く、ここにはスマトラトラや猿もいると。
やはり自然林はさまざまな植生が混在し、多様性があることで生態系が生まれます。
保護林の部分だけでも宮脇先生の推奨する混植にならないのかなあとふと思いました。
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インドネシアに植樹をテーマとしたプレスツアーに参加してきました。
APPという世界最大規模の製紙メーカー主催のツアーです。

東京羽田からまずはジャカルタへ。
東京が暑かったせいか、あまり暑さを感じない。
次の日は日曜日だったので、ホテルの前は歩行者天国。
朝6時過ぎからとってもにぎやかでした。

日本ではもう見かけなくなったオート三輪やさまざまな屋台、果物や衣類、玩具を
売る露天商など、ちょっと懐かしく、そしてジャカルタの活気を感じられる
一時でした。

それもそのはず、インドネシアの人口はアメリカについで世界第4位。
マレー系、中国系など約300の民族から成る多民族国家なのです。
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ジャカルタでびっくりしたのは、ショッピングセンターに入るにもセキュリティチェックが
あること。テロはどんな国でも起こりうるし、実際ジャカルタ市内でも過去テロが起きています。

これは市内の大きなショッピングセンターのテナント。
中はユニクロから無印良品、そして回転寿司はもちろん、たい焼きから焼き鳥
お蕎麦屋さん、うどん屋さんまでなんでも日本食があります。
興味深かったのは、ラーメンではなくあちらでは「あぶらそば」が人気だったということ。
インドネシアの方の味覚に合うのかしら。インドネシア料理はそれほどオイリーじゃ
ないんですけれどね。不思議。

それにしてもグローバル経済というのは、日本の地方のショッピングセンターから
ジャカルタまで同じような色に染めてしまうという、なんとなく寂しい感じもしました。
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2日目はいよいよ植樹が行われる スマトラ島ペカンバルへ。
空港もジャカルタに比べるとこじんまり。空からはジャングルが見られました。
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お正月は穏やかな天気でしたね。
伊豆の東海岸で大島の後ろからのぼる日の出を2日間見ました。
昨年は母を見送り、仕事もそれなりに忙しかったので
なんというか深呼吸できない時間が長かったのですが
やっと一息つきました。
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伊豆は海も山もあってありがたい場所です。
河津の七滝をめぐり、よい気をいただきました。滝はいろんなことを流してくれる気がします。
さあ、今年はどんな年になるでしょうか。
欧米諸国はトランプさんを始め、ポピュリズムが台頭して危険な匂いがします。
米国べったりの日本にとってはなかなか難しい時期にきています。
福島や広島を経験しながら、まだ経済的にも成り立たない原発をベースロード電源と
位置づけるという時代遅れもいいところの政策がまかり通る日本は
このままだと、ほんとに世界に相手にされない国になるのではと危惧します。

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そんな時期ですが、お正月からそういう日本を20年かけて変えていこうという
頼もしいプロジェクトのご相談を受け、気持ちが少しだけ高揚しました。

自分たちの世代でできなかったことを次の世代に託すには「学ぶ場」を
作っていくことが大事です。ジャーナリスト的な書くことだけでなく、
そういった場つくりにもかかわっていけたらと思っています。

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美しい鴨川釜沼の棚田 
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ひとつひとつ稲の苗を植えます
今年ももう3月になってしまいました。早いですね。
3月弥生は生まれ月でもあり、いろいろ振り返ることも多いのですが
歳を重ねるほどに、時間が加速化していくような気がします。

さて、昨年初めて、鴨川の棚田でお米作りに参加しました。
田植えから始まって、草取り、稲刈りまで。日本の里山の美しさが凝縮したような
鴨川・釜沼での体験は、本当に貴重でした。

そして、お米をつくるだけでなく、そのお米で自然酒を蔵元で作ってもらい
それを味わうことができるという、なんともぜいたくな企画
「天水棚田でつくる自然酒の会」です。
もちろん、お米も無農薬オーガニック!
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収穫は一番うれしい作業
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はせがけも初めてやりました
鴨川は、「大山千枚田」など棚田100選に選ばれているような美しい棚田も
多いのですが、釜沼のように小さな集落にも棚田が残されています。
美しい里山ですが、どこの集落もが直面しているのが、高齢化と過疎化。
田畑を継承していく人がいないので、そのまま耕作放棄地になっている
ところも多いのです。

それに追い打ちをかけるのが、野生のイノシシや鹿などの獣害。
千葉はキョンも行川アイランドから逃げ出して急激に増えているそうです。
この野生獣害も甚大で、農家のやる気を失わせ、それがまた耕作放棄につながると
いう悪循環です。
また、米価価格も低迷し、日本の米作りはたくさんの課題に直面しています。

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田植えの指導をする林さん
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草取りも楽し
そんな中、「棚田オーナー制度」など都会の人と地域の人が交流することによって
棚田を含む里山を保全しようという活動が活発になっています。

私もオーナー制度を知っていたのですが、去年のアースディマーケットで偶然
チラシをもらい、日本酒をつくるという魅惑の目的にも刺激され、
1年間参加してみたというわけです。

この自然酒をつくる会は、釜沼に住む、林良樹さんという方が企画・運営しています。
今年は、無印良品との連携も拡大し、より多くの人が参加できるような仕組みに
なりそうです。
興味のある方は是非、こちらを見てください。
林さんのブログもとても読み応えがあります。

今輝いているのは、都会じゃなくて地方だなあとつくづく思います。
 (Click!) 
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寺田本家24代目当主、寺田優さん
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仕込み歌を歌いながら酒母をつくります
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みんなで作った自然酒!
そして、そして、ついに私たちの自然酒ができあがりました。
お酒にしてくれたのは、千葉県神崎にある蔵元「寺田本家」。

1月末には80人もの大勢で蔵見学に伺いました。
すべての微生物や酵母を独特の考え方で日本酒作りに活かしている
寺田本家さんは、まさに今の日本の発酵文化を支えている蔵元です。
 (Click!) 

生もと造りを歌いながら手作業でやる姿に感動しました。
出来上がったお酒は、ちょっとヨーグルト風味の不思議な味。
でも、ありがたいお酒です。

本当にいい企画でした。
今年も時間があったら釜沼の田んぼ作り伺おうかなと思っています。