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美しい鴨川釜沼の棚田 
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ひとつひとつ稲の苗を植えます
今年ももう3月になってしまいました。早いですね。
3月弥生は生まれ月でもあり、いろいろ振り返ることも多いのですが
歳を重ねるほどに、時間が加速化していくような気がします。

さて、昨年初めて、鴨川の棚田でお米作りに参加しました。
田植えから始まって、草取り、稲刈りまで。日本の里山の美しさが凝縮したような
鴨川・釜沼での体験は、本当に貴重でした。

そして、お米をつくるだけでなく、そのお米で自然酒を蔵元で作ってもらい
それを味わうことができるという、なんともぜいたくな企画
「天水棚田でつくる自然酒の会」です。
もちろん、お米も無農薬オーガニック!
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収穫は一番うれしい作業
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はせがけも初めてやりました
鴨川は、「大山千枚田」など棚田100選に選ばれているような美しい棚田も
多いのですが、釜沼のように小さな集落にも棚田が残されています。
美しい里山ですが、どこの集落もが直面しているのが、高齢化と過疎化。
田畑を継承していく人がいないので、そのまま耕作放棄地になっている
ところも多いのです。

それに追い打ちをかけるのが、野生のイノシシや鹿などの獣害。
千葉はキョンも行川アイランドから逃げ出して急激に増えているそうです。
この野生獣害も甚大で、農家のやる気を失わせ、それがまた耕作放棄につながると
いう悪循環です。
また、米価価格も低迷し、日本の米作りはたくさんの課題に直面しています。

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田植えの指導をする林さん
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草取りも楽し
そんな中、「棚田オーナー制度」など都会の人と地域の人が交流することによって
棚田を含む里山を保全しようという活動が活発になっています。

私もオーナー制度を知っていたのですが、去年のアースディマーケットで偶然
チラシをもらい、日本酒をつくるという魅惑の目的にも刺激され、
1年間参加してみたというわけです。

この自然酒をつくる会は、釜沼に住む、林良樹さんという方が企画・運営しています。
今年は、無印良品との連携も拡大し、より多くの人が参加できるような仕組みに
なりそうです。
興味のある方は是非、こちらを見てください。
林さんのブログもとても読み応えがあります。

今輝いているのは、都会じゃなくて地方だなあとつくづく思います。
 (Click!) 
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寺田本家24代目当主、寺田優さん
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仕込み歌を歌いながら酒母をつくります
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みんなで作った自然酒!
そして、そして、ついに私たちの自然酒ができあがりました。
お酒にしてくれたのは、千葉県神崎にある蔵元「寺田本家」。

1月末には80人もの大勢で蔵見学に伺いました。
すべての微生物や酵母を独特の考え方で日本酒作りに活かしている
寺田本家さんは、まさに今の日本の発酵文化を支えている蔵元です。
 (Click!) 

生もと造りを歌いながら手作業でやる姿に感動しました。
出来上がったお酒は、ちょっとヨーグルト風味の不思議な味。
でも、ありがたいお酒です。

本当にいい企画でした。
今年も時間があったら釜沼の田んぼ作り伺おうかなと思っています。
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遅ればせながらあけましておめでとうございます。
昨年は喪中だったので、新年のあいさつもままならなかった歯がゆさがありましたが
今年はご挨拶ができる幸せを感じます。

今年のお正月は本当に暖かったですね。
温暖化も進行し、紅葉が残っていて、梅が咲いてという
不思議な風景を目にしました。

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今年は暦の続きがあまりよくなく、一般の企業は4日が始業というところも
多かったようですが、自営業の強みで4日過ぎから箱根と熱海に行ってきました。
お天気もよく、雪の少ない富士山を芦ノ湖から望み、箱根神社や九龍頭神社に。
新年に見る富士山はまた格別ですね。

今年も自分ができることをコツコツとやっていくしかないなと
仕事に介護にバランスのとれた生活をしたいと思っております。
去年後半は体調をやや崩してしまったので、
今年は、基礎体力アップをはからなければと痛感しています。

書籍もまたやりたいのですが、書籍はかなり体力と知力を使います。
いつも上梓すると、何歳か歳をとったように感じるのも確か。
本当に伝えたいテーマが固まったら、またチャレンジしたいと思っています。

世の中は内戦や貧困や杞憂することが数々。日本も迷い道に入ったまま。
そんな中でも、きちんと自分が発信できることは声を上げ、世の中が少しでも
良い方向にいくことを応援し、小さいことでも実践していきたいと思っています。
まあ、それにしてもじっくり、ゆっくりペースで。


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ミッション地区最後は、お目当てのオーガニックスーパー「Rainbow Grocery」。
ここはもう「Whole foods market」が誕生するはるかに昔に誕生した老舗の
オーガニックスーパー。

お肉も魚もなくて、ベジに特化しています。

そして、売り方はできるものはすべて量り売り。その数800種類。
野菜だけでなく、オリーブオイルやお酢といった液体だって量り売り。
昔ありました。空いた瓶を持って酒屋さんに買いにいくスタイル。あれです。
ただ、ボトルはもう少しおされなものを売っています。

たとえば、豆だけでも数十種類があるでしょうか。
それもすべてオーガニック。圧巻です。

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豆はバーを押すと一定量出てくる
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ビネガーの量り売り
店内は自然光を入れて照明を減らし、太陽熱を利用し、ローカルなフードを
大事にし、もちろんパッケージのゴミは最大限減らすと
環境を真摯に考えた店づくりです。

私もオーガニックのトマトを買いましたが、おいしかった。
価格もリーズナブルです。
こんなお店がちかくにあったらなあと、ほんとにうらやましいです。


米国のスーパー量り売りについてはこちらに記事を書きましたので
合わせて読んでいただけたらと。
 (Click!) 

そして、バークレイ在住のyokoさんのRainbow Grocery紹介記事も是非。
写真も豊富で臨場感があります。
 (Click!) 


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シイタケはもちろん、サボテンの葉も売っている(笑)
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年齢層は結構高い
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大きな量りは時代を感じさせます
レインボウという名の通り、ゲイ文化やヒッピーの伝統もしっかり残している
レインボウグローサリー。
単なるスーパーというより、SFの文化や歴史を継承している場所のように思えました。

そして、そのコンセプトは今も新しく、鋭く、今こそ必要とされている。
それこそが今も続いている理由なのでしょう。
どこもまねのできない唯一無二のレインボウグローサリーなのでした。
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ベイエリアと市内をつなぐBART
すっかり、秋も深まってきましたが、年内にもう少し米国訪問の話を。
今回、ポートランドとSFを訪問したのですが、SFではいくつか
印象に残る場所がありました。

そのひとつがサンフランシスコのミッション地区。
今回もお世話になったyokoさんのお宅があるバークレイからBARTという電車で直通。
30分くらいで着くSFの発祥の地ともいわれるエリアです。

しかし、この地区、以前は(というか今も)ラテンアメリカ系の方が多く
ちょっと怖いイメージもあったのですが、今は、ネットバブルに伴い家賃が高騰した
SFで比較的安い賃料だということで、シリコンバレーに勤める若者がたくさん
移り住み、新しいお店もたくさんオープンして、coolなエリアとして
注目されています。
なんと、今ではGoogleやFaceBookなどの大企業がシャトルバスを出しているのだとか。
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ミッション地区でよく見られるのが、この壁画、MURALと呼ばれるもの。
どれも単なるイラストでなく、何らかのメッセージ性があるものがほとんど。
最近は、シリコンバレー族が増えたことにより、元々住んでいた人との
軋轢もあるそう。24丁目と25丁目の間あたりが壁画の宝庫でした。
町そのものがギャラリーになっているようで、とても刺激的。
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壁画を見て歩き疲れた私は、何か甘いものでも欲しいなあとチョコレートの文字に偶然に入ったお店が「Dandelion Chocolate」。 (Click!) 

入口は小さくてそれほどきれいでもなかったのだけれど、中に入ってびっくり。
チョコレートドリンクを出すカフェでもあるのですが、なんとチョコレートを
作る工場が併設されているのでした!

ここのチョコレート、カカオ豆と砂糖のみを使用して作られており、ココアバター・レシチン・バニラといった他の成分は一切加えられていない。
店内では、豆の選別、焙煎、粉砕、テンパリング、型作り、パッケージといった一連の生産作業
が目の前で見られます。

そして、頼んだ「ミッションモカ」を飲んでまたまたびっくり。
こんなにおいしいモカは初めてでした。濃厚でスパイシーでカカオのかぐわしい香り。

チョコレートも、タンザニア、マダガスカル、ドミニカ共和国などひとつの産地のシングルバー!

2012年にオープンしたこのお店、かなりの注目度で、なんと来年1月には東京蔵前に2号店ができるとのこと。
偶然でしたが、チョコレートの概念を変える「クラフトチョコレート」との出会いでした。
*こちらの出会いを追加取材した記事がこちらで。是非こちらも合わせて読んでみてください。
 (Click!) 
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ミッション地区はほんとにそぞろ歩きが楽しい地区です。
小さいけれどいい感じの本屋さん「DOG EARED BOOKS」は、新刊本だけでなく
中古本も一緒に売っている。これって、ポートランドの巨大な本屋さん「Powell books」
もそうだったけれど、新しい業態だと思う。

だって、日本の本屋さんは新刊本ばっかり店頭にあってどこも同じで面白くない。
テーマで探す場合は、中古だろうが、新刊だろうが関係ないわけです。
そのあたりが、ネット販売「密林さん」にもっていかれる一つの理由かもしれないなあなんて。

お勧め本には、ショップの人のコメントが丁寧についていて、本への愛情がひしひしと
感じられました。
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そして、dandelionチョコレートの近くにあった「PAXTON GATE」。 (Click!) 
ここは、植物、動物の骨、標本、貝殻、本、インテリアなどなど、とにかく自然をテーマにした
あらゆるものがある。
奥には素敵なガーデンがあって、ランドスケープデザインを本業とするオーナーが
作ったことに納得。エアープランツはとにかくSFでは大流行りでした。

博物館のミュージアムショップのようでもあるのだけれど、ちょっと違う。
家の片隅に自然を感じるコーナーを作りたい、そう思う人はまずこのお店に
行けばあらゆるものがあります。

ポートランドのミシシッピアベニューにも2号店を出したとのこと。そういえばあったのを思い出した。あちらもガーデンが素敵でした。

ミッション地区は、大手資本じゃなくて、やりたいことを極めて始めた個性的な
お店が多くて楽しめます。面白いと思えるお店はやっぱり他にないコンセプトを極めている
独立系のショップですね。

そういうわけで、ミッション地区は発見がいっぱいの連続でした。

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ACEHOTELを宿に。
7月に取材も兼ねて、言ってきた米国オレゴン州「ポートランド」。ポーランドじゃないですよ~。
すっかり時間もたってしまいましたが、噂にたがわず良い町でした。
今「米国で最も住みたい街NO.1」「米国で一番グリーンな街」「米国で一番グルメな街」とかいろいろ言われているわけですが、ほんと食べるものはおいしいし、トラムでどこでも行かれるし、
森や自然はすぐそこだし、魅力あふれる地方都市なのでした。
ニューヨークやロスじゃなくて、こういう地方都市に注目が集まるのはとてもいいことだと。
そこに集まってくる人も、今までの経済至上主義じゃない人が多いようでした。

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今回の取材の目的の一つ、再開発されたパールディスクリクト地区。
再開発といっても、ピカピカのビルなんてひとつもない。みんな昔の倉庫や工場跡を
うまく活用してリノベーションしている。
古さは味わい。そして文化と歴史が詰まっているのです。
それに壊して建てると余計に資源やエネルギーがかかる。
なのでグリーンな都市ポートランドはとにかく古い建物を大事にして、クールにリノベが主流でした。

そしてアメリカなのに車がなくても動き回れる。そこかしこにストリートカーやトラム、バスがあり
下町生まれの私としては大変ありがたいのでした。
もちろん、これも街の戦略。ウォーカブルな街にしてCO2を減らし、
人々の触れ合いをつくるというわけ。

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そして、ポートランドは食の町。
ほとんど毎日どこかで産直のファーマーズマーケットが開かれている。
これがまた、オーガニックばかりでとにかく新鮮。
こんな野菜を毎日食べられたら、ほんと幸せです。

これもまた街の戦略。街があまり拡張しないように都市成長境界線をつくって
その周りは森や農場に。だから街からすぐのところに新鮮な農産物を供給できる
農場がたくさんあるわけ。
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サードウェーブと呼ばれるコーヒーも百花繚乱。
日本でも人気のブルーボトルコーヒーもいくつかあるし、
ストンプタウンコーヒー(Stumptown Coffee Roasters)は
泊まっていたホテルの隣に(中でつながっている)あるという贅沢。
おいしいコーヒーには朝から晩まで全く困らない。

写真はパールディスクリクトにあった「バリスタ」(Barista)。
ハンドドリップで丁寧に入れてくれて、ここのカフェ・オレは今まで飲んだ中で
一番おいしかった。う~ん、また飲みたい。
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そして、クラフトビール!
市内には50軒以上のブルーワリー(醸造所)があって
作りたてのビールがこれでもかと楽しめる。
アメリカのビールって、昔は水みたいに味のないビールが多かったけれど、
今はしっかり作りこんで、バラエティも豊富。
まるでドイツかチェコのビールのようでした。
毎日おいしいビールをありがとう、ポートランド(笑)

ということで、ポートランドの魅力第一弾の報告でした!